私がデザイナーでいたのはバブル時代の前後のころ・・
一番景気のいい時にはヨーロッパ出張に会社から20人くらい行きました。
行く先はパリ、ミラノ、フィレンツェの3都市が全員でいって
私はロンドンが大好きだったので、
毎回日帰りで、パリからユーロスターでロンドンに行っていました。
イギリスって島国だからか、空気が馴染むのです。
周囲が海に囲まれているから、湿気が似ているのかしら?
左側通行だから無意識でも危なくないし・・(笑)
オシャレな通りも割と固まっているし、見やすいです。
ロンドンで好きな通りは「サビルロー」背広の語源になった通りです。
ここは両側に男性用のファッション、靴、バッグ、髭剃りなどの小物などたくさんのお店が並んでいます。髭剃りを使わない私も楽しくってウキウキ!!
ミラノもフィレンツェもステキな街なのですが、
一番最初にフィレンツェにいった時は
ブティックの店員さんのあまりの美しさにビックリしたのです。
ミラノの店員さんもパリの店員さんもキレイなのですが、
その頃のフィレンツェの店員さんたちは別格でした。
彼女たちに会いたくていったような気もします。(笑)
20人でフィレンツェに行った時、折角だから全員でごはんと
いいうことになって、丘の上のレストランに行ったのですが、
他のお客様に出てくる料理、出てくる料理、どれも美味しそうで
「ほら!あれも美味しそう!」「こっちも美味しそう!」といっていたら
地元のお客様が「こっちのテーブルにおいで!食べてごらん・・」
とあちこちのテーブルでお客様が呼んでくださり、
・・・・いただいている内に
レストラン全部がお友達になってしまいました。
名刺を渡したり、「こっちのも食べてごらん、このワインも美味しいよ!」って
お店をあげての大騒ぎになったことがあります。
たぶん、フィレンツェという学生が多い、小さな街だったから
温かく受け入れてくれたのだと思います。
でも、とってもいい思い出です。
言葉なんか通じなくても、身振り、手振りでも十分おもてなしの
心は伝わるし、歓迎する気持ちは受け止めて貰えるのですものね。